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神保康介 | ホイポイプロダクションズ

  • 2021年10月9日

超絶イケメンで愉快な兄ちゃん。イエスの実像と「桜島理論」

聖書というのは割と正直で、時の教皇によって何度か改ざんが加えられているものの、イエスの人間的な弱さや迷いも隠すことなく記されている。それが逆にイエスの実在性を信じる拠りどころにもなっていたりするのだろう。 たとえばゴルゴダの丘で十字架にかけられたイエスは、死の直前に「エリ エリ レマ サバクダニ(神 […]

  • 2021年10月3日

面白いだけじゃ、つまらない。カシコオモシロイ人生をはじめてみよう。

大学で何を学ぶか?これは人によって答えは100通りある問いだが、まず本質的な部分では「自分の興味分野を極める方法」を学ぶということがある。興味分野自体は長い人生の中でいずれ見つけるとして、いざ出会った時に極めていく姿勢を「教授」という人間性を通して体得していく。まだ若い感受性の豊かな時代に、ひとつの […]

  • 2021年9月27日

50年の欺瞞を暴く。株式投資の不滅の定理「長期分散投資」のウソ。

私は疑り深い性格なので、資産運用の本を1冊読んだら、それが正しいか確認するために19冊の本を読んだ。結論書いてあることは1つだ。「プロの機関投資家もインデックス(平均)に勝てないのだから、個別株もアクティブファンドもNG、手数料の安い外国株インデックスファンドをひたすら長期保有せよ」だ。しかしやはり […]

  • 2021年9月26日

「秒」で信頼を勝ち取るルール。仕事におけるレスポンスの「速さ」と「質」の最適解とは

Slackはシンプルかつ必要十分なUIや「スコココっ」というメッセージ着信音が演出するテンポ感溢れるUXなど、それまでのE-mailやグループウェアにはなかった画期的なツールだ。一方で、テンポよく返しているうちに何をしたかわからないまま一日が終わってしまうということもあるのだが、この点については問題 […]

  • 2021年9月23日

書き手の欺瞞と「文字が文字通りに伝わらない」問題

ライターにも編集寄り、広告寄りなど様々だが、書き手としての共通する責任とは何だろうか?おそらくほとんどの人が「正しい内容を、ロジカルに分かりやすく書いて期日通り納品すること」と答えるに違いない。これはこれで決して間違いとはいえないが、あくまでプロとしては最低限のレベル。大学のテストでいえば60点の解 […]

  • 2021年9月17日

人はなぜ石を積むのか。古来の人が実体化させたかったものとは

旅先へ行くと、日常では考えもつかなかったような視点が得られることが多い。私はそのために旅に行くといっても過言ではない。その要因のひとつには「日常からの離陸」もあるだろう。今はそうでもないが、10年ほど前までは旅先では名実ともにオフラインになることができ、それによって解放された脳内メモリが建設的な思考 […]

  • 2021年9月15日

人はなぜ勉強するのか?に対する、人生を変える回答。

昔から本を読むことが好きで、高校生の頃は漠然と「環境問題を解決する革命家になりたい」と考えていた。部活の野球ばかりで学校の勉強の方はちゃんとしたことはなかったが、誰かを動かす時に自分の話を聞いてもらうには「最低限」の学歴は必要だろうと考え、ある日思い立ってガリ勉をして関西学院大学の総合政策学部に入っ […]

  • 2021年9月13日

隣接しているのに遥か遠い2つの国。「編集」と「広告」の住人の考え方の違い

広告業界の大きな流れとして、2009年に出版された本田哲也さんの「戦略PR」が発端となり、PR施策による「お膳立て」の上で本キャンペーンを投下するという手法が一般化した。この流れの中で、お膳立ての肝である編集目線を持った広告クリエイターやブティック(嶋浩一郎さんの博報堂ケトルなど)が台頭。私も編集を […]

  • 2021年9月12日

「お疲れモード」の立役者。メディアの劣化したコトバが蝕む社会

これまでも「言葉のあたりまえ体操問題」や「小枝的小技不要論」「何も言ってない言葉たち問題」「揉み手構文と白文字系文学」「哀しきイクメン・イケダン問題」など、幾度となく指摘してきたメディアの劣化だが、その構造はシンプルだ。インターネット、とりわけSNSの普及により国民全員がメディア化した結果、メディア […]

  • 2021年9月6日

負に賭けるより、未来への投資。終身保険という名の「終身刑」に注意せよ

この世の中には明らかにおかしいのに、提供者側の都合で存在し続けているサービスが結構ある。以前登場した「世の中をフクザツにする困ったサービスたち」だ。クソ商品×数打ちゃ当たる型の営業攻勢(社会の迷惑です)によって存続し続けているのだが、そもそもその商品を存続させなければならない理由は「その商品を売るた […]