- 2024年2月23日
旅先の夢の先で思うこと。前に進むことだけが人生の目的なのである
会社員時代、多くの旅をした。旅の目的は「移動すること」そのものにあった。電車が走り出すと、自分を日々縛り付けている場から1mずつ離れていく。旅とは「現状」から離れ、「未来」へと至る象徴的な行為であった。もちろん終わればまた日常に戻るのだが、自分の内面で何かを進めるプロセスだった。 目的地は、車窓です […]
会社員時代、多くの旅をした。旅の目的は「移動すること」そのものにあった。電車が走り出すと、自分を日々縛り付けている場から1mずつ離れていく。旅とは「現状」から離れ、「未来」へと至る象徴的な行為であった。もちろん終わればまた日常に戻るのだが、自分の内面で何かを進めるプロセスだった。 目的地は、車窓です […]
聖書というのは割と正直で、時の教皇によって何度か改ざんが加えられているものの、イエスの人間的な弱さや迷いも隠すことなく記されている。それが逆にイエスの実在性を信じる拠りどころにもなっていたりするのだろう。 たとえばゴルゴダの丘で十字架にかけられたイエスは、死の直前に「エリ エリ レマ サバクダニ(神 […]
私は疑り深い性格なので、資産運用の本を1冊読んだら、それが正しいか確認するために19冊の本を読んだ。結論書いてあることは1つだ。「プロの機関投資家もインデックス(平均)に勝てないのだから、個別株もアクティブファンドもNG、手数料の安い外国株インデックスファンドをひたすら長期保有せよ」だ。しかしやはり […]
Slackはシンプルかつ必要十分なUIや「スコココっ」というメッセージ着信音が演出するテンポ感溢れるUXなど、それまでのE-mailやグループウェアにはなかった画期的なツールだ。一方で、テンポよく返しているうちに何をしたかわからないまま一日が終わってしまうということもあるのだが、この点については問題 […]
旅先へ行くと、日常では考えもつかなかったような視点が得られることが多い。私はそのために旅に行くといっても過言ではない。その要因のひとつには「日常からの離陸」もあるだろう。今はそうでもないが、10年ほど前までは旅先では名実ともにオフラインになることができ、それによって解放された脳内メモリが建設的な思考 […]
昔から本を読むことが好きで、高校生の頃は漠然と「環境問題を解決する革命家になりたい」と考えていた。部活の野球ばかりで学校の勉強の方はちゃんとしたことはなかったが、誰かを動かす時に自分の話を聞いてもらうには「最低限」の学歴は必要だろうと考え、ある日思い立ってガリ勉をして関西学院大学の総合政策学部に入っ […]
広告業界の大きな流れとして、2009年に出版された本田哲也さんの「戦略PR」が発端となり、PR施策による「お膳立て」の上で本キャンペーンを投下するという手法が一般化した。この流れの中で、お膳立ての肝である編集目線を持った広告クリエイターやブティック(嶋浩一郎さんの博報堂ケトルなど)が台頭。私も編集を […]
これまでも「言葉のあたりまえ体操問題」や「小枝的小技不要論」「何も言ってない言葉たち問題」「揉み手構文と白文字系文学」「哀しきイクメン・イケダン問題」など、幾度となく指摘してきたメディアの劣化だが、その構造はシンプルだ。インターネット、とりわけSNSの普及により国民全員がメディア化した結果、メディア […]
この世の中には明らかにおかしいのに、提供者側の都合で存在し続けているサービスが結構ある。以前登場した「世の中をフクザツにする困ったサービスたち」だ。クソ商品×数打ちゃ当たる型の営業攻勢(社会の迷惑です)によって存続し続けているのだが、そもそもその商品を存続させなければならない理由は「その商品を売るた […]
岡田斗司夫さんの考え方で面白いなと思っているのが「自分を王様だと仮定する」だ。私たちが毎日食べている食事は江戸時代の殿様よりよっぽどおいしいし鮮度もよい。枕も低反発だし(殿様の枕は高すぎて疲れそう。あんたが一番頭が高いんじゃ)、室温もエアコンで快適だ。さらに隣国から敵が攻めてくる心配もなければ、かわ […]