CATEGORY

narrative

  • 2021年8月12日

好きなものを好きといえる時代。歴史オジサンのアイドル化を生む今の気分とは

広告の流れは一昔前の認知獲得全盛の時代からパーセプションの更新(捉えなおし)の時代に移行しているが、何もこれは広告だけに起きている現象ではない。歴史や科学などあらゆる分野が再定義・捉えなおしの流れに入っているといえる。 今再び歴史が動き出した。 新資料の発見により、これまで謎に包まれていた明智光秀の […]

  • 2021年8月7日

ナラティブの起点としてのオウンドメディア考 其の②:同時多発的気づきの発生

前回記事において、今後のオウンドメディアはナラティブの起点となるべきであるという話をした。それを受けて今回は、具体的にどのようなコンテンツによってどんな心理作用を生んでいくのかを考えてみたい。 私たちが「態度変容」する瞬間 あらゆる広告コミュニケーションの目的は、再現性のある購買行動を生む「態度変容 […]

  • 2021年8月5日

ナラティブの起点としてのオウンドメディア考 其の①:そもそも論のやり直し

以前にも指摘したように、現在のWebメディアはSEO的な集客のためのコンテンツに終始しており、集めたユーザーをどうしたいかという視点が欠けている。KPIを達成することに縛られて、本来の目的を見失っていることがその要因だろう。目標のUUやPVを達成したはいいが「で?」となっている事業部の皆さんは、まず […]

  • 2021年7月29日

伝説の作りかた。秘伝の術を継承する「一子相伝」の摩訶力

物語の中でも独特の煌めきを纏う「伝説」。長い時間をかけて人々に語り継がれる中で虚実が絶妙に織り混ざり、聴く者の妄想を無限にかき立てる。ナラティブの最もプリミティブな形態であり、最強の力を持つ「伝説」が生まれるには、どのようなプロットが必要なのだろうか。 「秘伝の術」という魅惑的な響き 今回は伝説のプ […]

  • 2021年7月25日

天皇からスターへ。後楽園球場で継承された日本のカリスマ

終戦から14年後の1959年6月25日、後楽園球場で初のプロ野球天覧試合が開催された。3-3の同点で迎えた9回ウラ、阪神のマウンドにはこの年沢村賞を受賞した新人の村山実。試合を決めたのは、カウント2-2からの長嶋茂雄の一振りだった。翌日の新聞に掲載された、サヨナラホームランを放った瞬間の長嶋茂雄と天 […]