明日からの脚本を書いてみよう。人生を「最高傑作」にする楽しい習慣。

学生時代からやりたいことは文字で描写し、しばらくは繰り返し読むという習慣があった。文字で書くと夢がどんどん弾むのだが、そもそも当たり前のことは夢とは呼ばないのでそれでよいのだ。

「思考は現実化する」なんて陳腐なことを言うつもりはないが、達成したいことの解像度を上げることで数年後には「そういえば叶ってたな」という感じになる。意識せずとも自然と毎日の行動が変わってくるからだ。アトリエ生活をしたい、という夢も意外なカタチで叶ったし「電通マンになりたい」という夢以外はだいたい叶ったような気がする(今は絶対なりたくない)。

自分の人生の脚本を書くのは、自分しかいない。

この宇宙というのはある種の壮大な演劇装置とも考えられる。ひとりの一生というものが仮に一本の作品であるならば、せっかくなら「最高傑作」を作ってやろうではないか。そのためにまず必要なのは「脚本」だ。誰が書くのか?もちろん自分しかいない。でも、会社で書かされる期初の目標設定シートと違ってこんなに楽しいことはない。

さて傑作間違いなしの脚本ができたら、次にやるべきことは?もちろんあとは毎日が「アクション!」の連続になる。主演をしながら監督も、演出も、そして他人の人生の助演や脇役もこなさねばならない。脚本の修正も必要だろうから、365日24時間じゃ足りないかもしれない。でもいいのだ。この人生が終わった時、たぶんみんなで上映会をするんだと思う。その時に鳴りやまぬスタンディングオベーションを浴びたい。

言葉をなりわいとする者は、まずは自分自身を言葉によって変え続けなければならない。

コピーライターとは、言葉によって他人の人生を少しだけ変える仕事だ。仮にあなたがコピーライターなど「言葉」で食っていきたいと思うなら、他人を変える前に、まずは自分自身を「言葉」によって日々変え続けなければならない。やってみるとわかるが浅い言葉や陳腐な言葉では、なにも湧きたつものがない。その感覚を積み重ねていけば、お金をもらって書く仕事がはじまった時にくだらないモノを書く心配がなくなる。まずは自分自身のハートを最初の実験場にするのだ。

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