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Perception UPDATE

  • 2021年9月23日

書き手の欺瞞と「文字が文字通りに伝わらない」問題

ライターにも編集寄り、広告寄りなど様々だが、書き手としての共通する責任とは何だろうか?おそらくほとんどの人が「正しい内容を、ロジカルに分かりやすく書いて期日通り納品すること」と答えるに違いない。これはこれで決して間違いとはいえないが、あくまでプロとしては最低限のレベル。大学のテストでいえば60点の解 […]

  • 2021年9月17日

人はなぜ石を積むのか。古来の人が実体化させたかったものとは

旅先へ行くと、日常では考えもつかなかったような視点が得られることが多い。私はそのために旅に行くといっても過言ではない。その要因のひとつには「日常からの離陸」もあるだろう。今はそうでもないが、10年ほど前までは旅先では名実ともにオフラインになることができ、それによって解放された脳内メモリが建設的な思考 […]

  • 2021年9月15日

人はなぜ勉強するのか?に対する、人生を変える回答。

昔から本を読むことが好きで、高校生の頃は漠然と「環境問題を解決する革命家になりたい」と考えていた。部活の野球ばかりで学校の勉強の方はちゃんとしたことはなかったが、誰かを動かす時に自分の話を聞いてもらうには「最低限」の学歴は必要だろうと考え、ある日思い立ってガリ勉をして関西学院大学の総合政策学部に入っ […]

  • 2021年9月13日

隣接しているのに遥か遠い2つの国。「編集」と「広告」の住人の考え方の違い

広告業界の大きな流れとして、2009年に出版された本田哲也さんの「戦略PR」が発端となり、PR施策による「お膳立て」の上で本キャンペーンを投下するという手法が一般化した。この流れの中で、お膳立ての肝である編集目線を持った広告クリエイターやブティック(嶋浩一郎さんの博報堂ケトルなど)が台頭。私も編集を […]

  • 2021年9月12日

「お疲れモード」の立役者。メディアの劣化したコトバが蝕む社会

これまでも「言葉のあたりまえ体操問題」や「小枝的小技不要論」「何も言ってない言葉たち問題」「揉み手構文と白文字系文学」「哀しきイクメン・イケダン問題」など、幾度となく指摘してきたメディアの劣化だが、その構造はシンプルだ。インターネット、とりわけSNSの普及により国民全員がメディア化した結果、メディア […]

  • 2021年9月6日

負に賭けるより、未来への投資。終身保険という名の「終身刑」に注意せよ

この世の中には明らかにおかしいのに、提供者側の都合で存在し続けているサービスが結構ある。以前登場した「世の中をフクザツにする困ったサービスたち」だ。クソ商品×数打ちゃ当たる型の営業攻勢(社会の迷惑です)によって存続し続けているのだが、そもそもその商品を存続させなければならない理由は「その商品を売るた […]

  • 2021年9月5日

幸せは、心ひとつの置きどころ。我々はみな、ソファという玉座の上の王様なのだ。

岡田斗司夫さんの考え方で面白いなと思っているのが「自分を王様だと仮定する」だ。私たちが毎日食べている食事は江戸時代の殿様よりよっぽどおいしいし鮮度もよい。枕も低反発だし(殿様の枕は高すぎて疲れそう。あんたが一番頭が高いんじゃ)、室温もエアコンで快適だ。さらに隣国から敵が攻めてくる心配もなければ、かわ […]

  • 2021年9月4日

マスプロをなめてはいけない。「この商品は宣伝費をかけてないから・・」のウソ

若かりし頃、飲み会で知り合った人の家に行ったら噂の「アムウェイ」なるものの実演がはじまったことがある。曰く「この洗剤は宣伝コストをかけていないからリーズナブルでも凄く汚れが落ちる」とのことで、塩1gほどを普通の洗剤とアムウェイの洗剤を溶いた水で流すのを見せてくれた。しかしそもそも、汗に多少の塩分はあ […]

  • 2021年9月1日

人生のゴールデン・キーである「時間を味方にする」術の習得法

「時間を味方にする」は人生のゴールデン・キー。全ての人に平等に与えられた一日24時間を無為に過ごさず、有意義に使いきることはもちろん、その24時間を48時間、さらには72時間の価値に変えていく。それが365日積み重なった時、同じニンゲンが過ごした同じ一年でも雲泥の差が生まれる。 時間を味方にする最初 […]

  • 2021年8月21日

「物語的枠組み」を使って人生設計してみよう。鍵となる3つのデベロップメントとは

以前の記事で、広告とアートの一番の違いは「解釈を受け手に委ねるかどうかである」と書いた。マーケティング行為の一環として作られる広告は「狙った成果」を獲得するためのものであり、受け手の態度変容をゴールとして逆算して内容が設計される。それに対して、映画を含むアートではその目的が作品ごとに違うため緻密な設 […]