- 2024年5月23日
「符牒」としての広告コピー。一行でパッとイメージが拡がる脳のスイッチの押し方
広告コピーとは一瞬の接触で受け手のアタマの中にブランドイメージを喚起する「符牒」である。短い言葉そのものの意味ではなく、そこから引き出される膨大なイメージこそが実態価値だ。符牒のやりとりには予め認識のすり合わせが必要だが、多くの場合は文化コンテクストがその代替となる。 良いコピーとは「一行でパッとイ […]
広告コピーとは一瞬の接触で受け手のアタマの中にブランドイメージを喚起する「符牒」である。短い言葉そのものの意味ではなく、そこから引き出される膨大なイメージこそが実態価値だ。符牒のやりとりには予め認識のすり合わせが必要だが、多くの場合は文化コンテクストがその代替となる。 良いコピーとは「一行でパッとイ […]
マーケ現場の「なんか違う」は、一歩目の踏み出しの弱さ=言語的整理の不足が原因。まずはコトバで太い骨格を通した上で(STEP①)、デザインによってそれを肉付けする(STEP②)のが基本だが「それっぽいが何も言ってない未完成なコトバ」をベースに作業を進めることが多い。 デザインは整理する手段ではなく、整 […]
広告は受け手に「!」を与えるものと「?」を提起するものがある。つまり気づきを与えるアプローチか、受け手に考えるきっかけを与えるアプローチ。そのどちらも、送り手は明確な意志をもってメッセージを鋭利に磨く必要がある。 つまり「?」型であっても、何を考えさせるかは明確でなければならない。フンイキで誤魔化し […]
学生時代からやりたいことは文字で描写し、しばらくは繰り返し読むという習慣があった。文字で書くと夢がどんどん弾むのだが、そもそも当たり前のことは夢とは呼ばないのでそれでよいのだ。 「思考は現実化する」なんて陳腐なことを言うつもりはないが、達成したいことの解像度を上げることで数年後には「そういえば叶って […]
人を動かす、ということほど切実で難しい問題はない。先日も「こんなに分かりやすくロジカルに整理して伝えたのに、どうしてあの人は動いてくれないんだろう」という懊悩を目の当たりにしたばかりだが、ロジカルに伝えればその通りに動くのであれば人生はもっとチョロいはずである。私は一時期、おそらく日本で一番「記事広 […]
なぜ日本のタイアップは「片想い」なのか。 代理店時代、メディアに記事広告を依頼することが多かったが期待してあがってきたら「超薄味」てか、無味無臭。広告主のメディア愛を受けてのタイアップなのに、メディアサイドは塩対応。この歪んだ関係性、どうにかならんもんかとメディアサイドに入った。 入ってみて分かった […]
以前の記事で読了率を上げ、さらに記事アクションを最大化するにはリード文の「掴み」が全てであると述べた。それでは実際どうすれば読者の心を冒頭で掴めるのか。過去150本の記事広告を執筆し、また記事の反応分析から広告主へのレポーティングまで繰り返し行ってきた中で編み出した、One of Masterpie […]
他人にやたらおすすめするくせに、自分自身は使ってない人ってなんだか信用できない。しかーし、広告会社ってみんなそう。業界誌にお付き合い広告は出すけれど、マーケティング目的で広告を活用することはない。これって矛盾してません? たしかに言い訳はいくらでもあります。曰く「クライアントの案件によって提案内容は […]
ライターにも編集寄り、広告寄りなど様々だが、書き手としての共通する責任とは何だろうか?おそらくほとんどの人が「正しい内容を、ロジカルに分かりやすく書いて期日通り納品すること」と答えるに違いない。これはこれで決して間違いとはいえないが、あくまでプロとしては最低限のレベル。大学のテストでいえば60点の解 […]