- 2021年9月12日
「お疲れモード」の立役者。メディアの劣化したコトバが蝕む社会
これまでも「言葉のあたりまえ体操問題」や「小枝的小技不要論」「何も言ってない言葉たち問題」「揉み手構文と白文字系文学」「哀しきイクメン・イケダン問題」など、幾度となく指摘してきたメディアの劣化だが、その構造はシンプルだ。インターネット、とりわけSNSの普及により国民全員がメディア化した結果、メディア […]
これまでも「言葉のあたりまえ体操問題」や「小枝的小技不要論」「何も言ってない言葉たち問題」「揉み手構文と白文字系文学」「哀しきイクメン・イケダン問題」など、幾度となく指摘してきたメディアの劣化だが、その構造はシンプルだ。インターネット、とりわけSNSの普及により国民全員がメディア化した結果、メディア […]
オリンピック(ピッグだっけ?)関連のゴタゴタで広告代理店の中抜きバッシングが盛んです。ターゲットになっている一位の企業のことはよく知りませんが、私も代理店の中にいた人間なので、中抜き・・もといマージン商売の大変さは身をもって知っています。そんな簡単な商売じゃありません。なぜ大変か、その一番の理由は間 […]
クライアントのコミュニケーション領域における問題解決業、というものに長年携わってきたので、複雑に絡み合った問題をスッと一気に解きほぐす一筋の糸口を発見することにモーレツな快感を覚える体質になってしまった。逆に問題を組み替えただけの解決策や、さらに複雑にしてしまうものには強い不快感を覚える。 世の中を […]
さて、20本近くに渡ってつらつらと私のメディア論・広告論・ライフスタイル論についてながーーーい「まえがき」のようなものを書いてきたが、そろそろ本番のコンテンツに入っていきたい。アトリエライフ通信は私個人のオウンドメディアであり、これまで問題提起してきたことを踏まえた、新しい時代のメディアコンテンツの […]
広告クリエイティブの基本は「一語一画(ワンビジュアル・ワンキャッチ)」であり、様々なスタッフが絡むがその根本はコピーライターの「言葉」とデザイナーの「ビジュアルイメージ」の会話によって成り立つ世界だ。両者の綱引きによってメッセージの精度は上がり、99%無視されるはずの情報が初めて人の目に留まり、時に […]
ブランディングとは何か?一言でいえば、あるシンボル(=ブランド)にまつわる「好ましい感情」を人々のココロの中に積み重ねていくことだ。我々は一生を通じて様々な人々と関わるが、同じように数えきれないほどのブランドとも関りを持つ。購入する前から、商品から我々への広告という挨拶によって既に関係性は始まってい […]
駆け出しの広告マンだった頃、私もコピーライター養成講座なるものに通った。1クラスに120人、広告の道を志す若者(少なくとも半年で40万円を支払うほどには本気)が集って毎週課題を提出し、それを第一線のコピーライターが評価する。電通や博報堂の若手社員も含むそれだけの人間の120案であり、それっぽいコピー […]
職業柄、女性誌にも目を通すようにしている(最近では女性もあまり読まないらしいが)が、これが割と苦行である。意外にもファッションは言葉づかいが独特(マニッシュはメンズライクでハンサムで男前でnot甘めな感じ)で割と楽しめるが、ライフスタイル系がしんどい。十年一日、テーマは「時短」「○○収納」「つくりお […]
テキストは読まれない、ユーザーは写真を見るから写真を増やそう。とは、Webメディアの編集部内でありがちな議論だ。ユーザーテストやUIのABテストをやっても、だいたいそれを裏付ける結果が出る。だが、ここにABテストの落とし穴がある。 そもそもダメなAとダメなBをどれだけ比べても「全然ダメ」と「話になら […]
ビジネスにおいて「筋がいい」とは何だろう。僕の答えは「自分だったらこうするのになあ」という素朴なインスピレーションに基づいた仕事だ。代理店時代に募らせた「なんでメディアはこうしないんだろう」をメディアで実行したら売上が5倍になり、ライターに「なんでこうやって書いてくれないんだろう」を自筆で試してみた […]