まえがきのあとがき。と、アトリエライフ通信のキックオフコンテンツのご紹介

さて、20本近くに渡ってつらつらと私のメディア論・広告論・ライフスタイル論についてながーーーい「まえがき」のようなものを書いてきたが、そろそろ本番のコンテンツに入っていきたい。アトリエライフ通信は私個人のオウンドメディアであり、これまで問題提起してきたことを踏まえた、新しい時代のメディアコンテンツのプロトタイプをあれこれ試作する実験場である。

庭でビールを飲みながら、あるいは大谷翔平の躍動する広大なフィールドを眺めながら趣味的に書き散らすので、是非ともおおらかかつおおざっぱな心で読んでいただきたい。ということで、出だしは以下のようなラインナップでお届けします。

方向性①:Local Activation

コンテンツA:RPGトラベルガイド

今の旅行メディアは、総じてカタログ的で眺めていてもさっぱりお出かけしたくならない。どのエリアも最近できたお洒落なカフェやパン屋さんの単なる紹介ばかりで、地域ならではの切り口による文脈創造がなされていない。そこで、その地域の歴史的文脈と今の我々の文脈との交差点をエピソードとして編み上げた物語的トラベルガイドを作ってみることにする。さらにもうひと工夫、読み手が主観的に読み進めるRPG的フォーマットをとることで自分ゴト化を促すというギミックも入れてみたいが、かなり実験的だ。

コンテンツB:次世代型物産館構想サブスクエア淡路島」

様々な物産館や道の駅を回るが、特産品を練り込んだ煎餅や饅頭、ジャムなど加工品ばかりで正直買うものがない。もっと地域の活きた特産品とのエンカウンタリングな体験をダイナミックに楽しめる新しいカタチの物産館はないものか。その一つのあり方として、毎月の特産品定期便(サブスクリプションモデル)の内容を季節ごとにユーザーが味見して選べる場を考えてみた。ユーザーは生産者からの直の説明と試食ができる上に、「買い付け」するバイヤー体験も楽しめ、結果的に定期的な地域への来訪動機を生むという仕掛けだ。

方向性②:New Life Style

コンテンツC:ホイポイレシピ

今のレシピメディアは時短レシピやつくりおきばかりで、基本的に「料理はめんどくさい・大変なものである」という視点に立っている。本来、食材同士を組み合わせ、その結果を「おいしさ」という形で即座に感動共有できる料理という行為は誰の人生においても最大限にクリエイティブであり、レシピとはもっとインスピレーション溢れるものであるべきだ。そんな問題意識から、細かい作り方ではなく1アイデアで思わずやってみたくなる、コンセプチュアルレシピに挑戦してみたい(味はしらん)。

コンテンツD:アドエッセイ

私が本職で追求してきた記事広告をもう少しカジュアルダウンし、エッセイはエッセイとして気づき溢れる読み物でありながら、最後にオチ的に個人的にお気に入りの商品・サービスを文脈を受けるタグライン付きで紹介し、その落差や唐突感を楽しむというお遊びコンテンツ(勝手広告)を作ってみたい。

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