誰のためのマイナンバーカードか論争(少なくとも俺のためではない派の口頭弁論)

足かけ五年、三度目の挑戦でようやくマイナンバーカード作成に成功。5,000円につられたが、思えば長い道のりであった。数年に一度、転職のタイミングなどで戸籍抄本が必要になってマイナンバーカードを作ろうとするのだが、出来上がるまで一ヶ月以上もかかるのでは話にならない。

作るプロセスも煩雑なら仕様も複雑怪奇だ。まずパスワードだ。①署名用電子証明書暗証番号②利用者証明用電子証明書暗証番号③住民基本台帳用暗証番号④券面事項入力補助用暗証番号と「中華人民共和国」よりも長く巨大な漢字山脈が4つもあり、さらに4ケタと6ケタが入り混じっている。わざわざ分ける必要がどこにあるのだろうか。。こんなことをやっているから、どこの役所もあんな無駄に巨大なのではないか。

さらにさらに、このマイナンバーカード自体の有効期限は10年あるのに、電子証明書の有効期限は5年間だ・・いや揃えましょうよ。そんで6-10年目はどうすればええのかの説明はない(いらん説明はわんさかあるのに)。さらにさらにさらに、別途登録したら健康保険証にもなるとかもはやパニック!もー少しわかりやすくできんかったんか。

そこから5,000円分のマイナポイントをもらうための手続きも複雑怪奇だ。何か入力するたびにカードの上にスマホを置いて(新技術で嬉しくて使いたくて仕方ないんだろうが、反応悪すぎるの何とかしてからにして)認証するのだが、たかだか5,000ポイント渡すのに警戒しすぎだろう。しかも一連の作業の後、実際の支給は一月半ほど先になるという。もう一々待たせるのやめれ。そもそも仕掛かりの作業を抱えておくのがコストなのだよ。

ちなみに未だにpaypayの認証がうまくいかなかったとかで止まっているが、もはやどこで止まっているのかすらようわからん。誰のための手続きなのか、そもそもこんな作業をやると事前に知っていれば100%無視だ。今となっては作業分のサンクコストを回収するために引き返せない憐れな仔羊となってしまった。

それにしてもこのエビである。先ほど着丼した、丼の縁と縁を架橋するようなこのエビである。しかも2本だ。明石海峡大橋と鳴門大橋を表現しているに違いない(違うけど)。噛んでみる。歯ごたえ!まさにワイヤーだ。ワイヤレスの時代にこの断固たるワイヤー感。世界一の吊り橋のワイヤーに負けない気持ちのリフト感。わかりやすい。注文→着丼→愉悦→支払い。わかりやすい。値段は税込1,000円。わかりやすい!

これが、サービスです。

お多福の「天丼」

淡路島お多福の天丼

マイナンバーカードとお多福の天丼
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