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広告

  • 2021年9月13日

隣接しているのに遥か遠い2つの国。「編集」と「広告」の住人の考え方の違い

広告業界の大きな流れとして、2009年に出版された本田哲也さんの「戦略PR」が発端となり、PR施策による「お膳立て」の上で本キャンペーンを投下するという手法が一般化した。この流れの中で、お膳立ての肝である編集目線を持った広告クリエイターやブティック(嶋浩一郎さんの博報堂ケトルなど)が台頭。私も編集を […]

  • 2021年9月4日

マスプロをなめてはいけない。「この商品は宣伝費をかけてないから・・」のウソ

若かりし頃、飲み会で知り合った人の家に行ったら噂の「アムウェイ」なるものの実演がはじまったことがある。曰く「この洗剤は宣伝コストをかけていないからリーズナブルでも凄く汚れが落ちる」とのことで、塩1gほどを普通の洗剤とアムウェイの洗剤を溶いた水で流すのを見せてくれた。しかしそもそも、汗に多少の塩分はあ […]

  • 2021年8月22日

読者の「気分」を編集する仕事。記事広告の本来の役割とは

TCC(東京コピーライターズクラブ)などの「文壇」のないEditorial AD=記事広告の世界では、良い/悪いの尺度が業界的に共有されていない。このあたりの問題意識については、以前noteにて「良い記事広告とは?」というテーマでまとめたので詳述は避けるが、「とは論」をすっ飛ばして広告の体をなさない […]

  • 2021年8月20日

仕事の邪魔を仕事にする人たち。生産性問題の最大の容疑者「やぶさか爺さん」

以前の記事で広告代理店の営業は究極の無形営業であると書いた。企画や心理変容など、最初から最後まで目に見えないものを扱い、ひとつずつ納品してお金に変えていく。そんな仕事を回していく中で最大の敵が、社内にも社外にもいるひょうたんナマズ的な存在だ。相談してもYESともNOとも言わず、一旦任せて一週間経って […]

  • 2021年8月17日

中抜きするのも大変なのだ。食えない広告代理店マンの食えない現実

オリンピック(ピッグだっけ?)関連のゴタゴタで広告代理店の中抜きバッシングが盛んです。ターゲットになっている一位の企業のことはよく知りませんが、私も代理店の中にいた人間なので、中抜き・・もといマージン商売の大変さは身をもって知っています。そんな簡単な商売じゃありません。なぜ大変か、その一番の理由は間 […]

  • 2021年8月10日

“先に納品してしまう”プレゼン術。広告業界に必要なプロトタイプ思考とは

広告営業の仕事とは、一言でいうと「究極の無形商材営業」だ。コンセプトや表現、メディア枠、さらには「スタッフの機嫌」まで、受注前から納品後まで終始一貫無形物を扱う。唯一有形物っぽい完パケ素材はあくまで「中間納品物」であり、最終成果物である「消費者の心理変容」はやはり目には見えない。 無形商材営業のジレ […]

  • 2021年7月29日

伝説の作りかた。秘伝の術を継承する「一子相伝」の摩訶力

物語の中でも独特の煌めきを纏う「伝説」。長い時間をかけて人々に語り継がれる中で虚実が絶妙に織り混ざり、聴く者の妄想を無限にかき立てる。ナラティブの最もプリミティブな形態であり、最強の力を持つ「伝説」が生まれるには、どのようなプロットが必要なのだろうか。 「秘伝の術」という魅惑的な響き 今回は伝説のプ […]

  • 2021年7月26日

ミンミン打破考証。アトリエの朝はなぜ早いのか

アトリエの朝は、早い。 朝っぱらからセミが無限スヌーズで鳴き続けているからである。わが家のある別荘地は、ぐるりを森に囲まれており、普段は鳥たちのさえずりで満たされている。ウグイスの鳴き声で目覚めた朝のしあわせといったらない。それがここしばらくセミがバカ騒ぎしているものだから、鳥たちはドン引きしてしま […]

  • 2021年7月18日

ナラティブの時代が到来。アトリエライフの「未来予想図」をぼんやり考えてみる

さて、前回これからのニューノーマルメディアの実験場としての「アトリエライフ通信」のキックオフコンテンツを紹介した。本チャンのコンテンツに入る前に(まだ書けてないという説が濃厚であるが、編集部に問い合わせたところ「担当者が出張中でお答えできない」との回答であった・・・)私が軸足を置く広告業界の過去・現 […]